エリートサラリーマンに出張は付きモノ。大阪での仕事を終え、さぁ、週末だと一息ついていると・・・
 偶然にも、甲子園とか言うところで、球団消滅間近かと噂される横浜から来た弱小野球チームが地元阪神地区の人気プロ野球チームと対戦すると言うので、事業再生モデルの研究の為、視察してきました。

 まず左翼席を観察すると、陣取るのは100人程度の横浜のファン(入場者数は3万人強)。しかも、その半分近くは、関東の球場で見たことのある顔で、固定ファンが日本各地を遠征し、その土地土地のファンが少ないという現実を突き付けられました・・・

 では、その原因を探るべくゲームを観戦。
 横浜は、即戦力と期待される新入社員の須田がプロ入り初先発。初回、満塁のピンチを迎え、なんとか無失点で切り抜けるも、続く2回にマートンのタイムリーで先制されると、3回には、城島にタイムリー(ライト吉村が落球)を許す苦しい展開。しかし、徐々にペースを掴み、6回2失点と新入社員の初仕事としては、今後に期待を持たせてくれる内容!!
 そして、阪神先発久保の前に6回まで1安打の打線も、7回表、阪神ファンがジェット風船を膨らませている隙に、スレッジがソロHRを放ち、反撃の狼煙を上げると、久し振りのスタメンでここまで2打席連続併殺の金城が2点タイムリーを放ち、逆転!!
 100人程度の横浜ファンも大喜びなのに、何でこの球団が消滅の危機に?!

 しかし、その解答は、直後に見つかりました・・・

 さらに無死2塁と行け行けのムードに関わらず、吉村、細山田、代打内藤が3者凡退・・・
 その裏、2番手ハミルトンがマートンに同点ソロHRを浴び、須田の勝ち投手の権利が消滅・・・
 8回表、小林宏を攻め、満塁のチャンスを得るも、あと一本が出ず・・・
 そして、9回表、阪神真弓監督は同点にも関わらず、守護神藤川を投入。藤川は、真弓監督の期待に応え、吉村、細山田、森本と三者三振・・・
 9回裏、4番手加賀が1死後、マートンに内野安打を許し、篠原にスイッチ。篠原は2死後、鳥谷を一ゴロに打ち取ったかに見えましたが、篠原のベースカバーが遅れ、内野安打に・・・
 マウンドには江尻が上がり、続く新井が放った打球はライト吉村の守備範囲に飛んだかと思いきや、吉村は一旦前進し、慌てて後退するも、ボールはグラブの僅か先に落ち、サヨナラ負け・・・

 吉村は、記録上は無失策ですが、失点に繋がる拙い守備が2つと、精彩を欠いてました。久し振りの甲子園、今季初のナイターで照明に戸惑ったんでしょうが、プロとして致命的でしたね~。
 そして、9回の投手起用が、結果的に勝敗を分けました。藤川投入で勝負に出た真弓監督と、延長を見据えて山口を温存した尾花監督。結果が逆なら、評価も逆なんでしょうが、結果が全ての世界ですからね~。

 まぁ、プロらしくないプレー、プロらしくない采配、そして負けでは、ファンも増えないですよねぇ・・・
 
 結局、事業再生モデルの研究として、何一つヒントが得られなかったので・・・
 少しでも横浜をアピールすることが球団再生になるのではと考え、梅田までの帰りの阪神電車内、阪神ファンでいっぱいの中、一人真田ユニを着て(何で出張なのに真田ユニを持っていたのかというツッコミは禁止!!)帰りました(苦笑)
 途中、阪神ファンの小学生に「横浜ファン少なかったけど、応援声出てたでー!!」と励まされ、エリートサラリーマンが「横浜に勝てるから、阪神も優勝争いできるんや。横浜が巨人や中日と戦う時は、横浜応援してなー!!」と返すと、阪神ファンの小学生は「その時は、横浜応援するわ!!」と言ってくれました(笑)
 が、周りで聞いていた阪神ファンの大人の失笑を買ったとか買わなかったとか?!

 これで、今年は4試合観て、1分3敗かぁ・・・

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